FUTURE CITY 環境未来都市

環境未来都市しもかわ

2011年、下川町は国から「環境未来都市」の選定を受けました。

環境未来都市とは、限られた特定の地域を選定し、環境、社会、経済の3つの価値を創造し続け、その成功事例を国内外に普及展開し、需要拡大、雇用創出等により持続可能な経済社会の発展の実現をめざしていくものです。

環境未来都市:http://future-city.jp/

下川町においての環境未来都市像とはどんなものなのでしょうか。 下川町は、豊かな森林環境に囲まれ、森林で豊かな収入を得て、森林で学び、遊び、心身の健康を養い、木に包まれた心豊かな生活を送ることのできるまち『森林未来都市』をビジョンに掲げ、誰もが暮らしたいまち、誰もが活力あるまちを目指しています。
具体的には、林業・林産業の町として構築されてきた森林共生型社会を基盤とし、①森林総合産業の創造、②エネルギーの完全自給、③超高齢社会への対応という3つの柱を軸に、様々な施策・事業を進めています。

① 森林総合産業の創造

町の基幹産業である林業・林産業の経済的自立を達成するため、IT技術や高性能林業機械の導入による作業効率化の推進、コスト削減に寄与する林業・林産業システムの革新を進め、また、森林文化の創造に取り組んでいます。

② エネルギーの完全自給

環境に優しいエネルギー自給を目指し、2005年には北海道で初めて木質バイオマスボイラーを導入し、現在では、公共施設10施設に11基の木質バイオマスボイラーを導入しています。木質バイオマスの活用を中心としながらも、その他の再生可能エネルギーの利用も促進し、エネルギー自給に向けた取組みを進めています。

③ 超高齢社会への対応

一の橋地区では、地域のエネルギー自給システムを導入したコンパクトな高性能住宅に加え、若者と高齢者が集うカフェが併設され、地域資源を活用した小規模ビジネスの構築など、「一の橋バイオビレッジ構想」が着実に具現化されてきています。町全体では、共生型高齢者住宅の整備、ITを活用した地域見守りシステムの構築など、高齢者に優しいまちづくりを進めています。

※「木質バイオマス」とは・・・「バイオマス」とは、生物資源(bio)の量(mass)を表す言葉で、「再生可能な、生物由来の有機性資源(化石燃料は除く)」のこと。そのなかで、木材からなるバイオマスのことを「木質バイオマス」と呼びます。 下川町の公共施設に熱供給され木質バイオマスボイラーの燃料は、未利用な森林資源を細かく切削した「燃料用チップ」を利用しています。

下川町の取り組みをもっとよく知りたい! 一の橋バイオビレッジを見てみたい! という方は、是非、バイオマス関連施設を巡るツアーにお越しください。見学の前には、森への理解を深めるための森林ウォーク、見学後には、ゆっくり温泉に浸かって、おいしい手延べうどん、アスパラ、フルーツトマトなどのグルメもおすすめです。

森林の町、下川町に気軽に親しんでいただける、町のみんなで決めた下川町の森のイメージカラー、「シモカワグリーン」の取り組みについては、こちらで紹介しています。

下川町のちょっとした小話

持続可能な循環型森林経営

木を切ったら必ず植える。ごく簡単に言えば、それが循環型森林経営です。 適正な森林管理を続けながら、毎年50ヘクタール分の木を資源として切り出し、切った場所には必ず木を植え、育てます。おおむね60年の育成期間を経て伐採期を迎え、切ってはまた植えるという仕組みを繰り返します。毎年別の場所で同じ事を継続して繰り返します。 2014年には、この伐採・植林を60年サイクルで持続的に行う循環型森林経営を確立し、安定的な雇用の確保と地元林産業者への木材供給に繋がっています。

ゼロエミッションの木材加工

ゼロエミッションを直訳すると、「廃棄物ゼロ」。つまり、森林の恵みを余すことなく全て使うということです。太いものは住宅などの建築用材に加工、細いものは公園などの土木資材や、安全・安心な割り箸に。曲がったものや端切れは木質バイオマスボイラーの燃料になり、マイナス30℃の冬の暖房用の熱電などとして使われます。さらに、今まで使い道がないと言われていた葉は、化粧水やアロマオイルに生まれ変わります。

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公共施設で木質バイオマスボイラーを使用することで、森林資源を無駄なく利用でき、化石燃料を使用するより、コストダウンもはかることができました。その一部は子育て支援にもあてられているんだ。自然に優しく、町民にも優しい取組みなんだね。