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【実録】聖地・下川町が生んだ、 奇跡の「ミニチュアスキージャンプ」物語
ついに開幕したミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック。
下川町からもスキージャンプ競技で伊藤有希選手、二階堂蓮選手が出場します!
皆様の応援よろしくお願いいたします!
さて、しもかわアイスキャンドルミュージアム2日目である2月15日(日)。
白熱するオリンピックとは別に、この日もう一つの世界大会が行われます。
その名も「ミニチュアジャンプ世界選手権2026」。
「ミニチュアジャンプ」は、下川町発祥の長く続く競技です。
今回は「ミニチュアジャンプ」とは何で、どのようにして生まれたかを物語風にまとめまてみました。
聞いたことがあるという方も、まったく知らない方も読んでいただけますと幸いです。
森の妖精、しもりんに再現VTRに協力していただきました!
それではどうぞ!
【実録】聖地・下川町が生んだ、 奇跡の「ミニチュアスキージャンプ」物語
①プロローグ:熱狂の1972年、少年たちの発明
物語の始まりは、今から50年以上前にさかのぼる。1972年、札幌オリンピック。ジャンプ台で金・銀・銅を独占した「日の丸飛行隊」の姿に、日本中が沸いた。ここ下川町でも、その衝撃は少年たちの心を鷲掴みにしていた。
当時の下川の男子といえば、遊びは決まって「ジャンプ」。家の横にある除雪でできた雪山。最初は野球のボールを転がして飛距離を競っていた少年たちは、やがてある「発明」にたどり着く。
「下敷きだ」
文房具のプラスチック製下敷きを人の形に切り取り、スキー板を接合する。そのままでは風に飛ばされてしまうため、背中に「使用済みの乾電池」や「10円玉」を貼り付けて重りにする。
これが、現在へと続くミニチュアジャンプ人形の原点だった。
②エスカレートする「屋根からの大飛行」
少年たちの熱量は、遊びのスケールをも巨大化させていく。雪深い下川町では、屋根の雪下ろしを続けると、やがて屋根と地面の雪山が坂になってつながる。彼らはそれを見逃さなかった。
屋根の上から滑らせる、とてつもなく巨大なジャンプ台。各々が自慢の「下敷き人形」を持ち寄り、独自の大会を開いては、空高く舞う人形に歓声を上げていた。
しかし、少年たちはやがて中学生になり、大人になるにつれ、自然とその遊びは記憶の底へと埋もれていった。
③20年後の居酒屋で起きた「再点火」
それから20数年の時が流れた1990年代。かつての少年たちは、商工会青年部や役場職員となり、町の中心で働いていた。彼らは町を盛り上げるため「下川元気会」を結成。その決起集会が、とある居酒屋で開かれた時のことだ。
酒を酌み交わす中、話題はいつしか昔話へ。「昔、下敷きでジャンプ人形作ったよな」「乾電池貼っつけてな!」盛り上がる彼らに対し、町外から来た人間が不思議そうな顔で言った。
「え? なにそれ。そんな遊び知らないよ」
その瞬間、彼らは気づく。
「あれは、下川にしかない独自の文化だったのか」
④「今の子供たちにも、この興奮を」
自分たちが熱狂したあの遊びは、ここだけの宝物だった。
「今の子供たちにも、あの遊びを教えてやりたい」
「この文化を、次の世代に残そう」
その想いが、大人たちを突き動かした。
彼らは記憶を頼りに人形を再現し、現代風にアレンジ。名称も、かつての少年たちが抱いた世界への憧れを込めて「ミニチュアジャンプ世界選手権」と名付けた。
こうして、町の一大イベント「アイスキャンドルミュージアム」の昼に、伝説の遊びが復活したのだ。
いかがだったでしょうか。
「ミニチュアジャンプ」は、下川町の気候と時代背景、そして想いを持った町民たちにより生まれ、時代が変わっても受け継がれている町の文化なのです。
2月15日(日)11時より「ミニチュアジャンプ世界選手権2026」が開催されます。
当日受付可能ですので、是非、鍛え上げられたジャンプ人形を片手に出場してくださいね。
詳細はこちらからご覧になれます↓
観戦のみも大歓迎です!
皆様のご来場をお待ちしております!





