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フプの森

シュッとひと吹きすれば、たちまちあたりはみずみずしい森の香りに包まれる──「フプの森」は下川の森林を手のひらサイズのボトルにつめこんだ逸品ばかり。気分をリフレッシュしたいとき、ちょっとリラックスしたいとき、身近に緑がない人も、まるで森の中の空気を胸いっぱい吸い込んでいるような心地になるのです。

「フプの森」という会社が生まれた背景の一つに、下川が60年以上続けてきた森づくりがあります。下川では、木を植え育て、伐採してまた植えるという循環する森づくりを行ってきました。同時に、森に植えた木々を無駄なく使うことも、下川の森づくりの信念。建築用材などの主産物を製造する際に使われない資源も活用しようと様々な工夫がなされてきました。その一つが、トドマツという針葉樹の枝葉を活かした精油づくりです。

2000年に下川町森林組合で立ち上がった精油事業。その後、町内のNPO法人「森の生活」に引き継がれ、2012年に株式会社フプの森が誕生し、精油事業単独の会社としてスタートすることに。事業の立ち上げ当初から「北海道の素材であること」「高品質を追求すること」「森とくらすライフスタイルを伝えること」という3つのこだわりを軸に、ものづくりをしています。

精油づくりが始まった当初からあるのは「FUPUNOMORI」シリーズ。
「森の香りをそのままお届けしたい」という思いから、北海道モミのスッキリする香りをできるだけそのまま閉じ込めたラインナップです。お部屋の雰囲気を一新してくれるルームミストや、しっとりと肌を守ってくれる化粧水などがそろっています。さらに心がスーッと落ち着いていく森の空気を、より幅広い人々に触れてほしいという思いから新しく生まれたブランドが「NALUQ」(ナルーク)。

「ナルーク」は、「ゆったり、ゆるやかに」という意味の「なるく」が由来。下川の森で働く人たちが、ゆるやかな山の斜面などを指すときに、「なるい」という表現をするのだとか。毎日忙しく過ごしているうちにうっかり忘れてしまう、ゆったりした時間を森の香りで思い出してほしい――そんな思いが込められています。

「NALUQ」の商品は、主に都会で暮らす人々でも森の香りを気軽に体感できるよう、ハンドクリームやリップバームなど、よりライフスタイルに取り入れやすい品揃え。パッケージもシンプルでユニセックスなデザインのため、贈り物としてもぴったり。お買い物はオンラインショップはもちろん、全国各地の雑貨屋さんやライフスタイルショップなどで買うことができます。

ものづくりへのこだわりはもちろん、長い間下川町の人々の暮らしの土台を築いてきた森林へのリスペクトと愛情を感じられるのが「フプの森」の選りすぐりのプロダクトたちです。